DIYで砂利を敷く!砂利を用いた庭づくり

今回の記事では、砂利の敷き方の基本を解説していきます。
同時に砂利と植物で構成された、グラベルガーデンについても少々ご紹介。


砂利敷きの用途と適した砂利

目的に合わせた選び方を大まかにまとめました。

雑草対策 小さめの砂利を厚く敷く。

防犯対策 専用砂利がある。歩くとジャリジャリ音が鳴りやすいもの。砂利の小さいものを厚く敷く。

舗装として 大きめの砂利や砕石など。

デザインとして 場所に合わせてお好みで。和風、洋風様々。

 

砂利にも様々な種類がありますので、用途やデザインに合わせてので、選ぶ必要があります。
色味を重視する場合は、濡れた時の色もチェックしましょう。


砂利の庭 ~グラベルガーデン~

砂利が敷き詰められた庭は、殺風景だと思われがちですが、砂利と植物で構成されたグラベルガーデンはとても素敵です。
砂利敷きの庭でも、ガーデニングを楽しみたい方は存分に楽しむことができます。

 

多くのガーデナーの憧れ、イギリスの有名園「ベス・チャトー・ガーデン」にもグラベルガーデンがあります。
ご参考までに、ベスチャトーガーデンのウェブサイト内の、グラベルガーデンのギャラリーをどうぞ➡「Gravel Garden」
参考図書↓

ベス・チャトー奇跡の庭―英国・グラベルガーデンの四季便り

 

また、1994年没 イギリスの映画監督デレク・ジャーマンの生前の家の庭。この庭は、土地のままの砂利を使ったグラベルガーデンです。
近くに原発のある、広大な砂利の土地に、流木や石を用いた素朴なオブジェと草花。なんとも浮世離れした、不思議な光景の中にある庭です。

参考図書↓大変インスピレーションを受ける本です。

Derek Jarman’s Garden

長野県の「軽井沢レイクガーデン」でもグラベルガーデンを見ることができるようです。
僕も近々訪れてみたいと思います。

 

防草シートを併用することで、砂利が地面に沈むのも防げますし、雑草も防げます
美観と防草を兼ね備えたグラベルガーデンは、植える草木次第でローメンテナンスの庭にできます。


砂利の敷き方、その手順

①仕切りを作る

芝や花壇と隣り合うところは、石の散らばりを防ぐため、レンガなどを使って仕切りを作りましょう。
大変な作業ですが、これをしないと砂利と土が混ざってしまいますし、芝の場合は、砂利の方に伸びてきたりと形が崩れます。
後から仕切りを設けるのは大変なので、砂利を敷く前にしっかり必要な仕切り位置を確認してください。
仕切りをいれることで、機能面だけでなくデザイン面に於いても引き締まります。

ナチュラルなグラベルガーデンにしたい場合等、必ずしも仕切りが必要なわけではありませんが、砂利が散らかるのが気になる場所や、一部デザインとして仕切りを設けるのも、変化が付き面白いと思います。
仕切りの作り方は、また別記事にまとめようと思います。

②下地を作る

仕上がりの予定の高さから、砂利を敷く厚さを引いた高さに調整し、整地する。

下地の作り方は、以前の記事「プロが教える芝張りDIYのコツ 下地編」をご参照ください。

③防草シートを敷く

どんなに砂利を厚く敷いても雑草は生えてきます。
雑草がまだ小さいうちに、除草剤で刈らせることができるればいいのですが、大きくなってしまった草を抜くと、砂利に土が混ざり、より雑草が生えやすくなります。
たとえ、草が生えなくても、年月の経つうちに砂利が土に埋まってしまいます。すると見た目も悪く、相対的に量もすくなくなってしまうので、砂利を敷く前に、防草シートを敷くことをおすすめします。

防草シートについてはこちら、「防草シートの敷き方選び方!徹底解説の巻」をご参照ください。

④砂利を敷く

用意した砂利を敷き均す。難しいことはありませんが、腰に注意です!
薄く敷くと下地がすぐに見えてしまい、逆に厚すぎても歩きにくくなりますので、標準的には5cm程度の厚さが目安でしょうか。
粒の大きな砂利を下地が見えやすいので厚めに、粒の小さな砂利は、厚すぎると歩きにくいのでほどほどに。

量については、商品の袋などに目安量が記載されていますが、どちらかというと足らなくなりがちです。少し多めにご用意されると安心です。

Ana ZinsliによるPixabayからの画像


以上 小泉雄作でした。

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