どっちがいいの?落葉樹と常緑樹

落葉樹と常緑樹

どちらを植えたらいいのかしら、と迷われている方多いと思います。
植木屋の僕の結論は後に述べるとして、落葉樹と常緑樹とは、それぞれどのような違いがあるのかを見ていきましょう。
まずは読んで字の如く、常緑樹は常に緑の葉がついています。落葉樹は冬に葉を落とします。ざっくりとイメージして間違いありません。
表で簡単にまとめてみました↓

落葉樹 常緑樹
メリット 剪定しなくても姿形が綺麗な木が多い

季節感が楽しめる

日照の調整ができる

冬も葉がついている
デメリット 冬は寒々しい印象

落ち葉が気になる

虫がつきやすい(木によって)

もさっとした印象の木が多い
活用法 リビング前や犬小屋の前などに 敷地境界線近くや、目隠しに
代表的シンボルツリー ハナミズキ、ヤマボウシ、アオダモ ソヨゴ、オリーブ、シマトネリコ

 

【解説】

落葉樹は、葉が繊細で綺麗な木が多いです。剪定をせず、自然なままでも十分に綺麗。
本来の樹形を活かし、手入れは最小限にする方が、むしろ良いのです。そんな落葉樹の中でも、ヤマボウシは、大きさ調整の為の剪定をしても樹形が不自然になりにくいので、植木屋目線で、好きな木の一つです。

また、新緑や紅葉といった季節ごとの変化に富み、四季が感じられることも大きな魅力です。
それぞれの季節の彩を庭に添えてくれます。


(↑我が家のブルーベリーの木の紅葉)
冬には葉を落とし、少し寂しい印象となりますが、それもまた風情だと思えば、デメリットにはなりません。その性質を利用し、夏には木陰を、冬には陽だまりにしたい箇所に植えるといいでしょう。
落ち葉問題で敬遠されることもありますが、常緑樹も葉は落ちます。常緑樹は4~6月の新葉の芽吹きと入れ替えで、既存の葉を落とします。

常緑樹は葉が肉厚で、落葉樹に比べるともさっとした印象の木が多いのですが、剪定で格好良く育てていけば、それもデメリットにはなりません。
冬でも青々とした葉は、目隠ししたい箇所に植えるのに打って付けで、垣根にも多く利用されています。


↑(同じく我が家の北側窓前の目隠しに。常緑樹のオガタマ(右)とアラカシ(左))


【結論】
落葉樹、常緑樹どちらが良い、という優劣はなく、適材適所を考慮し植えることが大切です。
例えば、雑木(落葉樹)を主体としたレイアウトで、別荘のような雰囲気になりますが、その中に、程よく常緑樹が入ることで引き締まります。

以上 小泉雄作でした。

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